[ad#chezkico_kiji_ue]
お菓子を販売する際には、製造したお菓子には食品についての情報をかいた食品表示のシールを貼らなければいけません。でも、その表示になにを書けばいいのでしょうか。
お菓子の商品表示シールの書きかたについては、必ず表示しなければいけないものについての決まりごとがあります。今では、材料だけでなく、賞味期限やアレルギー、カロリーについても書きます。
今回は、お菓子の商品表示シールの書きかたについて紹介します。
目次
食品表示の内容
JAS法で定められた「加工食品品質表示基準」により、
加工した食品には名称・原材料名・内容量・賞味(消費)期限・保存方法・製造者・栄養成分を記載しないといけません。
名称
その商品の内容を表す一般的な名称。
例)洋菓子、クッキー、パウンドケーキなど。
原材料名
使用した材料を量の重いものから順に表示します。
例)小麦粉、バター、砂糖、卵、生クリーム(乳製品を含む)
内容量
計量法に基づき、グラム、ミリリットル、個数などの単位を明記します。
例)100グラム、1個
賞味期限/消費期限
消費期限・消費期限を年月日で表示します。賞味期限と消費期限の違いについては下記に詳しく説明しています。
例)平成29年12月30日
保存方法
お菓子の保存する方法を書きます。
例)10℃以下で保存、直射日光・高温多湿を避ける
製造者
食品を製造していて、食品に責任をもつ氏名・住所。原則として製造業者と記載します。
例)パティスリー○○ 東京都港区○○1−1−1
賞味期限と消費期限の違い
賞味期限と消費期限は同じ意味のように思うかもしれませんが、少し意味合いが違ってきます。
賞味期限はおいしく食べることができる期限で、消費期限は期限を過ぎたら食べないほうがよい期限のことです。
賞味期限か消費期限のどちらかを記載します。
賞味期限 | おいしく食べることができる期限。冷蔵や常温で保存がきく商品に使われて、期限を賞味期限がすぎても食べれないわけではありません。
3ヶ月を越える場合は年月、3ヶ月以内は年月日で表示します。 |
消費期限 | 期限を過ぎたら食べないほうがよい期限。長く保存がきかない商品に使われます。
期限にかかわらず年月日で表示します。 |
栄養成分表示とは?
2015年4月に食品表示法が施行され、栄養成分表示が義務化されました。
表示しなければいけない内容は、エネルギー・たんぱく質・脂質・炭水化物・食塩相当量の5項目です。それ以外に訴えたい栄養素(カルシウム・鉄分など)があれば、記入してもかまいません。
栄養成分表示の例
- エネルギー:447kcal
- たんぱく質:17.1g
- 脂質:16.4g
- 炭水化物:57.8g
- 食塩相当量:0.45g
[ad#chezkico_kiji_shita]
アレルギー表示
人によっては食べるとアレルギー症状を起こす可能性のある食品があります。アレルギーをおこしやすい食品は加工食品に表示するように定められています。
表示しなければいけない食品(7つ)
卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに
表示がすすめられている食品(20つ)
あわび、イカ、イクラ、サケ、サバ、オレンジ、キウイフルーツ、バナナ、桃、りんご、牛肉、豚肉、鶏肉、ゼラチン、クルミ、松茸、ヤマモモ、カシューナッツ、胡麻、大豆
いかがでしたか。今回は、「お菓子の商品表示シールの書きかた」について紹介しました。お菓子を販売する際にはぜひ参考にしてみてくださいね。