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今回は、アイシングクッキーのアイシングクリームを入れるコルネの基本についてです。
コルネがうまく自由自在に使えるようになるとアイシングクッキーを作れる幅がかなり広がりますので、重要な項目です。
アイシングクッキーがうまくできないと言うかたは、このコルネの基本的なところを理解していない方がほとんどです。
今回は、コルネの作りかたと扱い方を丁寧に解説していきたいと思います。
目次
アイシングクッキーのコルネってなに?
コルネとはアイシングクリームを入れるためのフィルムや紙で作る容器のことです。
手作りすることもできますが、市販のものやプラスチックの容器のものが販売されています。
コルネに入れたクリームでベースを塗ったり、レースなどのデザインや文字を描いたりできます。
セロファン紙
セロファン紙とは、透明の薄いフィルムで、素材はOPPフィルムです。梱包などの専門店やネットで購入することができますが、一般的なスーパーなどでは販売していないことが多いです。
水分を吸収しないので、アイシングのラインが引きやすく、オーブンシートで作ったものより長持ちします。
アイシングクッキーでは、15cm×15cmの正方形サイズが扱いやすい。
アイシングクッキー用のセロファン紙で、三角形に切っているタイプのものは便利ですね。
アイシング用コルネ三角シート【シール付】150×150《100枚》
オーブンシート
オーブンシートのように薄くて水を吸収しにくい紙でも代用できます。
オーブンシートの場合はスーパーなどで購入でき手に入れやすいので手軽です。
ただ、紙なのでアイシングクリームの水分を吸収しやすく、時間が経つと絞りにくくなりやすくなります。また、細かいデザインや文字を絞る場合には、コルネの先がつぶれやすいためというデメリットがあります。
市販のプラスチックコルネ
チューブ状の容器にアイシングを入れて絞れるタイプの便利なグッズもあります。
取り替えキャップがついているので口金を取り替えることができるので、大きさの違う絞りをキャップを変えるだけでできます。また、保存したいときはそのまま口金からキャップに変えて保存可能です。
コルネが上手に作れない方にはかなりおすすめです。
わたしがお店をしていたときは、ベースを塗る場合には市販のプラスチックコルネに入れて塗り、細かい部分はセロファン紙を使っていました。
細かいデザインや文字を書く場合はセロファン紙が絶対におすすめです。
オーブンシートなどの紙を使っているのに上手にデザインや文字がかけない方は、セロファン紙に変えてみることをおすすめします。
コルネの作り方
コルネを正方形のセロファン紙から作る方法を紹介します。
コルネに必要な道具と材料
- セロファン紙
- セロテープ
- カッターナイフ(はさみ)
セロファン紙は15cm×15cmの正方形のものが文字や細かいデザインがしやすく、20cm×20cmのものはベースを塗るのに適しています。
コルネの作り方と手順
セロファン紙は透明で分かりにくいため、白紙で説明していきます。
- セロファン紙を対角線上に折りたたみ、折り目をつけます。
2. 対角線上に折った線をはさみ(カッター)で切ります。
三角形のセロファン紙が2枚でき、そのうちの1枚を利用します。
3. 三角のセロファン紙の底辺を半分に折り、折り目(B)をつけます。
三角形の底辺の角をA・C、その中央の折り目をB、頂点をDとします。(下記写真を参考にしてください)
4. 折り目の部分(B)に左手の親指を置きます。
5. 右側のセロファン紙を表の左方向へまわします。右端(C)を三角形の頂点(D)に合わせます。
ぴったり合わせないととがったコルネができないので、気をつけましょう。
5. もう一方の左側も同様に端を頂点に合わせます。左端(A)を頂点(D)に合わせます。
最初にぴったり合わせないと、この部分がぴったり合いませんよ。
6. 頂点にテープを貼り、後ろへ折り返します。コルネがはがれないように固定します。
7. 後ろ側にテープをまわし、貼付けます。コルネが固定されます。
8. 後ろ側のコルネの真ん中にもう1枚テープを貼ります。こうするとコルネが動かないため安定します。
コルネの先が隙間なくとがっていたら完成です。
コルネの先に穴があいているときれいな線が引けませんので、やり直しましょう。
コルネの扱い方
コルネの扱い方にはコツがいります。
アイシングクッキーがうまく作れない人はコルネを自在に操れない人が多いです。
逆に、コルネを自由に扱えるようになると何でも作れるようになります。
初心者のころからコルネの基本的な扱い方を正しくなるように気をつけましょう。
まず、コルネにアイシングを詰めていきます。
必要な道具・材料
- コルネ
- セロファンテープ
- はさみ:小さいはさみだと切りやすい
- パレットナイフ:刃先8cm程度のものが扱いやすい
- アイシングクリーム:適量
- 小さめのグラス等:コルネを立てておくもの
アイシングをコルネに詰めかた
- パレットナイフでアイシングクリームを少量取ります。
2. コルネにパレットナイフごと差し込み、パレットナイフだけ抜きます。
コルネの半分よりも少し上くらいの量までが最適。それ以上多いとテープでとめる際にコルネからこぼれます。
3. コルネの先にアイシングを詰めるために、上から手で押します。
4. コルネ上部のセロファン紙を手前に折りたたみます。
5. コルネの先の半端な部分を折りたたみます。
この部分でコルネにふたをし、クリームが上から流れないようにします。
6. 右端を内側に折りたたみます。
7. 左側も同様に内側へおりたたみます。
8. コルネの上部分(クリームが入っていない部分)を下へ折りたたみます。
9. 折りたたんだ部分にテープをとめます。
できあがりです。
コルネの状態
正しくアイシングが詰まったコルネの状態です。
コルネにクリームが隙間なくきっちりと詰まっています。
横からみてもきっちり詰まっているのが分かります。
コルネにきっちりとクリームが詰まっていると、力を入れすぎることなく絞ることができます。
逆に、きっちり詰まっていないと、クリームを絞る際に力が分散され、まっすぐとクリームが出てきません。
コルネの持ちかた
次は、コルネの持ち方を説明します。
コルネの上部を親指と人差し指でもち、中指でささえます。
そのまま力を入れ、クリームを出します。
上部を持つと、力が下方向にしか向かわないため、きれいなまっすぐとしたクリームが出ます。
次は、うまく絞れない持ち方です。
コルネの真ん中を持つと力が上下に分散し、力が余計にかかったり、クリームがまっすぐ出てこないことがあります。
絞ったときのアイシングの状態
コルネを持ち、クリームが出てくる状態を確認しましょう。固めのアイシングで試してみます。
正しいアイシングの絞り方は、まっすぐクリームが下に流れ、くるくると円を描くように落ちてきます。
コルネの先の切りかた
コルネの先をまっすぐ一気に切るということがとても重要です。
斜めに切ってしまうと、出てくるアイシングがよじれたり、途中で切れたりしてしまいます。
コルネの先に指を添えて安定させ、一気に切ります。
一気に切れず、途中でセロファンが切れ残ってしまうと、丸いクリームが出てこずに、とがった形などになります。
コルネの切り口は絞るクリームの太さに応じて切ります。
基本的なコルネの太さ
- ライン用:0.5mm〜1mm程度
- ベース用:2mm〜4mm程度
コルネの先が細いとコルネに加える力が必要となり、長時間絞っていると手が痛くなる場合があります。
何度も練習して次第に慣れてくると、自分が絞りやすいラインの太さが分かるようになります。
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いかがでしたか。今回は、「アイシングクッキーのコルネの簡単な作り方5つのポイント」の紹介でした。
アイシングクッキーがうまく作れない人の大半は、コルネの扱い方が間違っている場合が多いです。うまくアイシングができないという方は、コルネの扱い方をもう一度確認しましょう。コルネが自在に扱えるようになると、アイシングクッキーの上達が早くなります。
ぜひ参考にしてみてください。