アイシングクッキーを作っているときに、アイシングがにじんでしまうことってありませんか?
一度アイシングを塗るとやり直しがきかないし、あらかじめにじまないように作りたいですよね。そんなアイシングクッキーがにじまないように作る方法があります。
今回は、アイシングクッキーがにじんでしまう原因とその解決法を紹介します。
目次
アイシングクッキーがにじむ原因
アイシングがにじむ原因は3つあります。
アイシングクリームの卵白が少ないこと、練っていないこと、隣り合わせのアイシングの濃度が同じでないことの3つです。
卵白量が少ない
アイシングを作る際に加える卵白や乾燥卵白、メレンゲパウダーなどの分量がほかの材料に対して少ないということが原因です。卵白が少ないと、水分と粉糖をしっかりと繋げることができません。
しっかり練っていない
アイシングの材料を合わせてしっかりと混ぜ合わせ、練っていないこともアイシングがにじんでしまう原因のひとつです。練らないと卵白が水分と粉糖にくっつきません。
濃度が同じでない
アイシングクッキーがにじむ場合、クッキーの上に何色かのアイシングを塗っている際ににじんでしまうのですが、その隣り合わせのアイシングの濃度が同じでないとにじんでしまいます。
これは隣り合わせのアイシングの浸透圧が同じでないために、どちらかのアイシングに流れ込んできます。
ちなみに、浸透圧とはこのような意味です。
半透膜を境にして溶媒・溶質が同じで濃度の異なる2つの溶液があると、高濃度と低濃度の差を小さくするように、低濃度の溶媒が高濃度側へ流れ込むことである。
このときに生じる圧力を浸透圧という。
[ http://dic.nicovideo.jp/a/%E6%B5%B8%E9%80%8F%E5%9C%A7 ]
アイシングがにじまないようにする方法
では、次にアイシングクッキーがにじまないようにする方法を紹介します。上記で、原因を説明したので、それを解決していきます。
分量は正しく
アイシングを作る際には、生の卵白、乾燥卵白、メレンゲパウダーなどをつかうのですが、その分量をしっかりと量るようにしましょう。分量は大さじ表記だったり、グラム表記がされていますが、それをきっちりと計るということです。少ないグラム数で書かれていてもそれを守りましょう。
参考記事:初心者は知っておきたい!アイシングの3つの作りかた
わたしは乾燥卵白をつかってアイシングをつくっているのですが、乾燥卵白の場合はレシピの分量よりも少し多めに加えることもあります。しっかりとしたアイシングクリームとなり、にじむことはありません。
しっかり練る
分量通りのアイシングの材料を合わせたら、ヘラやゴムベラをつかってしっかりと練り、水と粉糖と卵白をつなげるようにします。べとっとしたアイシングではなく、つやが出てふんわりとしたアイシングになれば完成です。
アイシングの練りかたは「脱初心者!アイシングの絞りを完全マスターする3つのステップ」をご覧ください。
濃度を同じにする
濃度を同じにするためには、同じアイシングをつかうようにします。アイシングの分量をはかり、しっかりと練ったあとに、アイシングを分けてそれぞれを色付けします。違うタイミングで作ったアイシングをつかう場合は、それぞれを混ぜ合わせて、再度練ってつかうようにします。
これで同じ濃度のアイシングができます。
参考記事:初心者は知っておきたい!簡単にできるアイシングの3つの作り方
いかがでしたか。今回は「アイシングクッキーがにじむ原因とその解決法」を紹介しました。アイシングクッキーはひとつひとつの行程を丁寧に行うことで失敗せずにできます。
アイシングがにじんでしまった際には参考にしてください。