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アイシングクッキーを作っているときに、
- アイシングがクッキー生地からこぼれてしまう
- アイシングがきれいにしぼれない
っていうことはありませんか?
その原因はクッキー生地がきれいに焼けていないからということも考えられます。
今回はきれいなアイシングができるクッキー生地のレシピと作り方をを紹介します。
目次
理想的なクッキー生地とは?
まずは、アイシングクッキー用の理想的なクッキー生地とはどんなものなのかを説明します。
アイシングクッキーは、クッキー生地の上にアイシングなどでデコレーションしていき、利用する目的は贈りものが一般的です。
そのため、ベースであるクッキーも美しく作ることが求められます。
ベースのクッキー生地がきれいに焼けていないと、アイシングクリームもきれいに塗れませんし、割れやすいクッキーになってしまうこともあります。
まず、理想的なクッキー生地とは、
- 表面が平らであること
- 割れにくいこと
アイシングはでこぼこのある生地ではきれいに塗れません。そのため、クッキーの表面は平らでなければいけません。
また、贈りものであるクッキーは割れにくいものにしなければなりません。特に、配送する場合はなおさらのことです。
クッキーの厚さ
アイシングクッキーで使うクッキーの厚さは5mmにしています。
5mmだと割れにくく、口に入れたときにもさくっとした歯ごたえのするクッキーとなります。それ以上薄いと割れやすいし、厚いと食べるのに固すぎるということになります。
今回のレシピでは水分が少なめのクッキー生地のため、どうしても固いクッキーができやすくなります。
そのため、バターを溶かさないように扱ってサクサク感は残すようにしています。
アイシングクッキーの生地レシピ
アイシングクッキー用のクッキー生地のレシピです。1回で作りやすい分量にしています。
材料
- 薄力粉:400g
- バター(有塩・無塩は好みで):200g
- 砂糖:170g
- 全卵:Mサイズ(58g〜64g):1個
クッキー生地とアイシングクリームを作るのに必要な道具と材料についての詳細はこちらをご覧ください。
クッキー生地の作り方
では、クッキー生地の作り方を説明していきます。
準備
- 卵を1時間ほど前に冷蔵庫から出しておく
- 薄力粉を粉ふるいでふるう
- バターを室温(13℃~18℃程度)に1〜2時間くらい置く
バターの固さの目安
ヘラで押しても簡単につぶされないほどの固さでよく、力を入れればバターがつぶれる程度でかまいません。やわらかくなりすぎないように気をつけましょう。
バターがはじめからやわらかいと作成途中で生地がだれてしまい、生地が扱いづらくなり、焼成後も平らなクッキーが焼けません。
クッキー生地の作り方
基本的には、以下の順番で材料を加え、混ぜ合わせていきます。
- バター
- グラニュー糖
- 卵
- 薄力粉
では、詳しい作り方を説明していきます。
1. バターを混ぜる
バターをボウルに入れます。
ヘラで押しつぶすようにし、バターをなじませていきます。
はじめは写真のように、へらでつぶしても固い状態で構いません。
初めはバターが固く混ぜにくいが、押しつぶしていくのを繰り返していると徐々にやわらかくなってきます。
ここでは絶対に空気を含ませずに混ぜないようにしましょう。
泡立てるようにかき混ぜると空気が入ってしまいます。
バターのかたまりや粒がなくなり、なめらかな生地になったら完了です。バターが柔くなりすぎないように手早く混ぜましょう。
2. 砂糖を加える
バターの入っていたボウルに砂糖を2〜3回に分けて加えます。
バターをヘラで押さえるようにし、すり混ぜます。
はじめはぼそぼその生地ですが、すり混ぜするうちに砂糖粒が見えなくなります。砂糖が見えなくなったら次の砂糖を加えましょう。
すべて砂糖を加え、ヘラですり混ぜを続けるとなめらかな生地になります。
ここでも同様で、混ぜるときには空気を含ませないようにしましょう。
3. 卵を加える
卵を別の容器に割り、泡立てないように混ぜます。
溶いた卵を3〜5回に分け加えます。卵を加えるごとにヘラで混ぜます。
最後は、生地に対しての水分量が多くなるため、分離ぎみになりますが、しっかり混ぜることにより、卵液と生地がしっかりとくっつきます。
ここでも同様に空気を含ませずに混ぜ合わせます。
生地につやが出てきたら、次の行程にうつります。
4. 薄力粉を加える
ふるっておいた薄力粉を一気に加えます。
生地を練らないように、切るように混ぜます。
混ぜ続けると、ぽろぽろとしたかたまりの生地ができます。まだ、小麦粉が残っていますが、混ぜ続けると大きめのかたまりができます。
少し粉っぽさが残る程度で混ぜるのをやめる。全体的にまとまらなくてもかまいません。
生地をラップに包み、冷蔵庫で2時間以上休ませます。
クッキー生地を焼く前にやっておきたいこと
次は、クッキー生地を焼く前の作業です。
冷蔵庫から出したばかりの生地をそのまま使うとは伸ばしにくく、焼成後割れやすいです。そのため、生地を手で軽くほぐします。
そうすることで生地が伸ばしやすくなり、余分な空気が抜け、焼成時に生地の浮き上がりやムラがなくなります。
また、生地を混ぜているときに入った空気もここで抜くことができます。
クッキー生地のほぐしかた
手で一握りほどの大きさの生地を作業台に置きます。
手のひらを使って、生地を押し、台に滑らせるように伸ばします。
生地全体を伸ばします。
手の熱が生地に伝わらないように手早く行うようにしましょう。
熱が伝わると生地がだれてきます。
キレイな生地を作るためのコツ
ここで一度、生地を作るときのポイントをまとめます。
- バターを室温に置く際、やわらかくなりすぎないようにする
- 生地に空気を含ませないように混ぜる
- 生地を作るのはなるべく早く行う
- できあがった生地を冷蔵庫で冷やす
- 焼く前に生地をほぐす
生地をクッキー型できれいに抜く方法
まずは、クッキー生地の伸ばしかたを説明します。
使う道具の詳細はこちらをご覧ください。
クッキー生地を平らに伸ばす方法
ほぐした生地をすぐに使います。生地の温度が上がらないようにすばやく行いましょう。生地はなるべく少量で行うと、早く小さな力で均一な厚さに伸ばせます。
まず、生地の下にクッキングペーパーを敷き、その上に生地をのせます。
生地の両端にカットルーラーを置き、ラップをかけます。
カットルーラーとは、クッキー生地を均一に伸ばすことのできる道具です。2本の金属の棒のことです。これを使うと平らにクッキー生地を伸ばすことができます。
クッキー生地を平らに伸ばすには必要な道具です。
めん棒を使い、生地を前後に伸ばします。
カットルーラーがあることで均一な厚さに伸ばすことができます。
一方の方向を伸ばし終えたら、方向を90度変えます。
生地を縦横から伸ばすことにより、均一な厚さの生地ができます。
そのままの状態(クッキングペーパーを敷き、上のラップもかけたまま)で、20分ほど冷蔵庫で冷やします。
冷やさずにこのまま型抜きを行うと生地に熱が加わってだれているため、シャープに型抜きできません。冷蔵庫で冷やすことにより、バターが再度固まり、型抜きがきれいにできるようになります。
必ず冷やすようにしましょう。
生地をきれいに型抜きする方法
冷蔵庫から出した生地のラップを剥がします。
クッキー型を生地の上に置きます。端っこから型抜きすると生地の無駄がなくなります。
真上から力を加え、まっすぐに型を押します。
型から生地を外します。
端がシャープに切れているのが分かります。
クッキー生地の焼き方
オーブンを170℃で予熱し、余熱完了後、5分ほど余熱を続けます。
その日初めてオーブンを使う場合、通常の余熱だとオーブンが完全に温まっていない場合もあるため、通常の余熱時間よりも長く予熱するとよい。
170℃のオーブンに入れ、まず10分焼きます。
天板の向きを変え、4〜6分程度焼く。
オーブンによって熱の出方や、クッキーの大きさにより焼成時間が異なるため、ご自身で時間調整をしましょう。
おおよそ15分前後で焼けます。全体的に焼き色がついたら焼き上がりです。
クッキー生地を比べてみました
では、冷やした生地と冷やしていない生地とでできあがりに差があるのかを説明していきます。
焼く前の生地の比較
こちらは冷蔵庫で冷やした生地です。
表面が平らで、端がシャープになっているのが分かります。
こちらは冷やしていない生地です。
端にかけ緩やかなカーブがあり、全体的にだれた生地になっています。
端が丸くなっていると、アイシングクリームを塗った際にこぼれてしまうことがあります。冷やした生地に比べて厚さが薄く、割れやすくなります。
焼成後のクッキー生地の比較
こちらは焼く前に冷やした生地です。
クッキー生地の端がまっすぐ持ち上がり、表面が平らになっているのが分かると思います。
アイシングクッキーには理想的なクッキー生地です。
こちらは焼成前に冷やしていない生地を焼いたものです。
端が丸みを帯びていて、表面が丸く曲線になっていて、厚さも薄くなっています。食感も固くなってしまいます。
生地を混ぜる際や伸ばす際にバターがやわらかくなりすぎたことが原因です。
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いかがでしたか。今回は、アイシングクッキーに理想的なクッキー生地の作り方の紹介でした。
アイシングクッキーが上手に作れないっていう原因はクッキー生地にあるかもしれません。ぜひ、こちらの作り方でクッキー生地を作ってみてください。