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お菓子屋さんの開業計画に際して、お菓子に値段をいくらにするのかを決めていきます。
なるべくたくさんの人に喜んでもらえるように安い価格設定にしたいと考えるかもしれませんが、商品に見合った価格をつけることが大切です。
でも、お菓子の値段を付けるのって簡単そうにみえて、経営にも関係することなのでちょっと慎重に付けないといけないからなんだか難しそうって思いますよね。
今回は、お菓子の値段の付け方について説明します。
商品の値段は材料費のおよそ3倍
価格を決めることはお店を始めるにあたってもっとも重要なことのひとつです。
価格を高くするとお客さまが来なくなるかもしれないし、安すぎる値段を付けてしまうと経営が成り立たなくなってしまいます。
まずは、材料費である原価を計算して値段を付けましょう。
一般的には飲食店の場合は、材料に対する材料費の割合(原価率)は30%程度が適切とされています。
ただ、それぞれのお菓子の原価率を30%に設定するのではなく、お店全体の商品の平均が30%くらいに収まるようにしましょう。
たとえば、季節の生フルーツをつかったお菓子は原価率を高めの35%に設定し、材料がシンプルなマドレーヌは20%に収めるというイメージです。そうすることで、しっかりと利益が確保できます。
価格を作る際には、だいたいの金額で適当につけるのはやめましょう。1つずつの商品の原価を計算し、全体の平均をみて値段をつけていきましょう。
また、お菓子の値段にはだいたいの相場があることも考えましょう。
例えば、一般的なところで生ケーキは300〜400円台で、デパートに入っているような高級なところで450〜600円、焼き菓子のマフィンだと300円台くらいの値段設定をしています。
原価を計算しつつ、一般的な価格帯になるように値段設定をしましょう。
どういうお菓子屋さんにしたいかを考える
また、価格をつける際にも、どういうお店にしたいのかということを改めて考えましょう。
開業する前に作ったコンセプトをもう一度振り返ってみましょう。
近所の人たちがおやつ感覚で買ってくれるようなお菓子屋さんであれば、価格設定は控えめにしましょう。また、ハレの日の贈り物のためのお菓子屋さんであれば、良い材料を使って高めの値段設定にします。
また、設定したターゲットが買いやすい値段設定になっているのかも考えましょう。
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いかがでしたか。今回は、「お菓子の値段の付けかた」について紹介しました。これで、お菓子の値段を付けることができますね。
お菓子屋さんを開業する際には、この値段の付けかたの考え方を参考にしてみてください。