[ad#chezkico_kiji_ue]
今回は、アイシングクッキーのオーダーメイド作成をしていた頃、いただいたオーダーの中で最も難しかったアイシングクッキーです。
細かくて難しいアイシングクッキーはやりがいがありすぎます。できあがったときの達成感はハンパなし。
こちらの漫画のキャラクターのデザインは、アイシングクッキーを作るのに慣れてきた中級者以上の方におすすめします。
そして、細い漫画のキャラクターを書くコツも紹介します。
目次
漫画キャラクターのアイシングクッキーの作り方
アイシングクッキーに漫画のキャラクターを書いてほしいというのは、結構頻繁にあるオーダーでした。
メジャーなドラゴンボールやワンピースといったキャラクターを漫画のような細い線で書いてほしいという依頼です。
アイシングクッキーではある程度なんでも作れるのですが、やっぱり細かいものは作るのが難しいです。
漫画のように輪郭やしわなどが、ペンで描かれたような線で書かれているのでどうしても細かくなります。
準備
まず、アイシングクッキーを作るのに必要な道具と材料を揃えます。
必要な材料
- クッキー生地
- アイシングクリーム
- アイシング用着色料(アイシングカラー)
アイシング用着色料はデザインに応じて準備してください。
必要な道具
- コルネ
- はさみ
- OPP用紙
- けがき棒
クッキー生地とアイシングクリームを作るのに必要な道具と材料についての詳細はこちらをご覧ください。
細い線の書きかた
まずは、クッキーを好きな形と大きさに焼きます。
今回は10cmの正方形のクッキーを準備しました。
その上に、アイシングでベースを塗り、8時間以上完全に乾かします。
ここでのポイントは、平らなクッキーを焼くことです。
クッキーが平らでないと、ベースのアイシングも平らでなく、できあがりが歪んだ漫画になってしまいます。
アイシング用のクッキーの作り方はこちらをご覧ください。
キャラクターのイラストを用意します。
OPPシートのように透明な紙に、そのイラストを写します。その場合、完全に写すのではなく、ポイントだけ写します。
細い線が多いため、全部写してしまっても転写することができません。
例えば、頭や鼻や手の位置、洋服のアウトラインだけを写します。
そのOPP用紙の裏にアイシングで線を書き、それをクッキーに転写します。
あとは、その原本のイラストを見ながらと転写したポイントを確認しながら、クッキーの上にアイシングクリームで書いていきます。
ですので、ほぼフリーハンドで書いています。
絵心がないと作れないのーーー!!って思うかもしれませんが、
わたしも絵心は全くといっていいほどありません。
必要なのは、原本のイラストと同じものを書くという技術だけです。
転写したポイントからポイントまでのラインを正確に書いていきます。
今回は、黒色のアイシングを使い、コルネの先は1ミリ以下に切っています。極細です。
コルネでは書けないっという方はフードペンを使う方法もあります。
フードペンだとコルネを使うより簡単ですよ。
フードペン(スキニー/細)/ブラック(黒)
ちなみに、原本のイラストを見ながら書いていますので、細い線を書くあたりでは、息を止めて書いています(笑)
ベースの色を塗っていきます。アイシングはゆるめのクリームで、コルネの先は1ミリ程度に切っています。
べた塗りもやっぱり細かいですね。
ヘッドホンの白色を塗っていきます。
上記の写真を見ていただくと、洋服にしわがあるのが分かると思います。
そのまま黒色のアイシングでべた塗りしてしまうと、しわが分からなくなりますので、しわの部分に白色のアイシングクリームで光沢を入れていきます。
基本的にアイシングクッキーはべったっとしたデザインはとても作りやすいんですが、漫画のようにしわや光沢、影などを表現するのは難しいんです。
髪の毛(黄色)とヘッドホンと目(白色)のアイシングクリームを塗ります。
コルネの先では行き届かない細い部分は、けがき棒で伸ばしていきます。
けがき棒は先がとがっていて、今回のように細いアイシングを伸ばすときなど細かい作業をする際に使う道具です。ひとつ持っておくとかなり便利です。
右の空白にメッセージを入れて、周りにレースを絞ったらできあがりです。
[ad#chezkico_kiji_shita]
今回の漫画のように細い線のあるデザインは、何工程かに作業を分けて少しずつ作っていきます。ちょっと高度なテクニックですが、慣れてきたら、細い線のイラストを書けるようになります。
いかがでしたか。今回は、「うそ!?ここまで作れる?アイシングで細い線を書く方法」の紹介でした。ぜひ、細い線のキャラクターを作る場合には参考にしていただけるとうれしいです。